E-1 in 八重山

9月11日から約2週間滞在した八重山と沖縄本島を
E-1で持ち帰りました。美しい空、海、自然をお楽しみ下さい!


スジグロカバマダラ   竹富島


センダングサで吸蜜中の個体。夕日を浴びて輝く羽が美しい。
標準ズーム14mm側最短撮影距離付近で撮影。


シロハラクイナの親子   西表島

西表島の白浜旧道にて。台風による災害のため、途中で通行止めになっていました。
通り抜ける車もいないためか、路上で子連れのシロハラクイナを発見。
車を警戒する様子が無いので、車内から望遠ズームで狙う。


ハチを襲うクモ   竹富島

視野の片隅に、妙な格好で花に止まるハチの姿が飛び込んで来ました。
近付いてみると花に擬態したクモに襲われています。既に毒が
回っているのか、抵抗する様子はありません。
小さな島は歩いて回るに限りますね。
ED50mmマクロ+エレクトロニックフラッシュ


浦内川のヒルギ林   西表島

沖縄県細大の河川浦内川河口に広がるヒルギ(マングローブ)林。
鏡のような水面を望遠ズームで切り取る。


コンドイビーチ   竹富島

熱帯低気圧と台風20号の影響で1週間以上も曇天が続きましたたが、
ひとたび太陽が顔を出せばご覧の通り!浜辺で遊ぶ観光客も
満面の笑みで八重山の夏を満喫しています。
広角ズームにPLフィルター使用。


リュウキュウラサキ   竹富島

このチョウは、縄張り意識が強く、この時もストロボめがけて突進して来ました。
反転して遠ざかる瞬間を画角に収めて、すかさずショット!
標準ズーム14mm側にて撮影


サキシマスオウノキ   西表島

板根と呼ばれる板状の根を持つアオギリ科の常緑高木。
かつては、この根を使って船の舵を作ったそうです。
こうして近付くと、巨大生物の足のようですね。


西表島から見た鳩間島

八重山の海は高い所から見た方が、その青さを増します。
山の上から、船が通る所を望遠ズームで狙う。


とんとんみー(ミナミトビハゼ)   西表島

地方名の「とんとんみー」は、その動きを見れば、ニヤリ!と納得してしまいますね。
「とんとん」と、倒木に上陸した所を望遠ズームでキャッチ。


竹富島から見た小浜島

竹富島から西を見渡すと、遠浅の海を超えて小浜島や西表島が一望出来ます。
望遠ズームで引き寄せて見ると、水平線に蜃気楼のような
反転した映像が写っていました。


変わり行く島   竹富島

ここは、島の中で比較的最近、牧草地として伐採された場所です。
御嶽(聖地)の鳥居が、国籍不明な空間を演出していました。
かつて見られたカラスアゲハの大群は、今どこに…。
標準ズームにPLフィルター使用。


シロオビアゲハの飛翔   竹富島

かなり羽の傷んだ個体ですが、そこには過酷な自然を
生き抜いた力強さすら感じる気がします。
標準ズーム14mm側で撮影。


ヤギの親子 鳩間島

道端で放し飼いにされているヤギの親子を見つけました。
最初は、どことなく警戒している様子でしたが、
そのうちに、こうしてリラックスした仕草を
見せてくれるようになりました。
望遠ズームで手持ち撮影。


船浮港   西表島

西表島で唯一、他の集落からの陸路を持たないのが、この船浮です。
つまり、同じ島の中にありながら、船で渡るという形になります。
さすがに訪れる観光客も少ないのですが、港の前には
お洒落な食堂がオープンしていました。


テリトリーを張るリュウキュウムラサキ   竹富島

前出のチョウですが、羽の表はこのような美しい模様になっています。
こうしてテリトリーを見張り、侵入者が来れば追い払いに行きます。
羽の傷は、そうした戦いの歴史を物語っているのでしょう。
ED50mmマクロレンズで撮影


上原港遠望   西表島

西表島の港で最も北に位置するのが、この上原港です。
東の水平線には、沖縄県最高峰の於茂登岳(おもとだけ)を筆頭に
石垣島の山々が峰を連ねています。まさに八重山といった所でしょうか。


ピナイサーラの滝   西表島

沖縄県最大の落差を誇る滝で、降り続いた雨により迫力を増しています。
滝壷で泳いで来た人の話によると、滝に近付こうとしても、
物凄い水量で押し戻されてしまうとの事でした。


小さな大都会「石垣City」

竹富島から石垣の町を見ると、何故か海に浮かぶ「未来都市」を連想します。
コンクリートの街並みと、青い海やダイビングボートとのギャップが、
非日常的な風景を作り出しているからかも知れません。


緑の壁   西表島

収穫が終わった田んぼの向こうは、崖のような急斜面になっています。
そんな場所でも隙間無く根を張り巡らせる植物たちの姿が、とても力強く見えました。
標準ズームにPLフィルター使用


積乱雲   沖縄本島大宜味村

沖の方に発達した積乱雲あり、その下は明らかに土砂降りの様子。
マズイ!と思っている間にも雲は見る見る迫り、ついには追い付かれてしまいました。
広角ズームワイド端11ミリにPLフィルター使用


離島桟橋   石垣島

夕日を浴びながら各離島より戻って来た船が、続々と入港しています。
狭い港の中を、芸術的な操船技術で航行していますが、さすがに
手狭となったため、2年後には沖へ移転するとの話。
ちょっぴり寂しい気がする秋の夕暮れでした。


カンムリワシ   西表島

まだ、あどけなさの残る若い個体ですが、顔付きは精悍そのもの。
三脚を出す前に逃げてしまったので、寄り切れなかった以前の
問題として、ブレているだろうと諦めていましたが、
仕上がりのシャープさを見てびっくり。
E-1、恐るべし!
望遠ズームテレ端200ミリで撮影(トリミング)


イダの浜   西表島

西表島の船浮集落から10分程歩いた所にある美しいビーチです。
この日は、他に誰もいなかったため、プライベートビーチに…。
木陰で横になれば、そこには最高の贅沢がありました。


バラス島

西表島のすぐ北に浮かぶ島で、潮流で運ばれて来たエダサンゴの
かけらが積み重なって出来たと言われています。島の周りは
ダイビングやシュノーケリングのポイントとして有名で、
こうして船が接岸している風景を、よく見掛けます。
西表島の山中から望遠ズームにテレコンバータを付けて撮影。


竹富メインストリート   竹富島

竹富島のメインストリートとも言える、新田観光前です。
最近は竹富島を訪れる人が非常に多く、日中この付近が無人になる事は
ほとんど無いのですが、一瞬の隙をついて撮影に成功!結構貴重な写真かも…。
ワイドズームにPLフィルター使用


虹を見下ろす   那覇-石垣間

飛行機に乗る時は、必ず太陽と反対側の窓際を陣取る事にしています。
理由は勿論こうしたチャンスを見逃さないためで、特に朝一番の石垣行き直行便は、
このように絶妙なライティングとなる事もしばしば。早起きしてでも乗りたくなる訳ですよね。


船浮小中学校   西表島

全校生徒児童は僅かに5名との事ですが、とても綺麗に整備されています。
こうした地域では、学校の存続が集落自体の存続に深く関わってくるのですが、
この光景を見ていると、そんな心配は取り越し苦労に過ぎないと勇気付けられました。


赤瓦   竹富島

竹富島のある所に、こうして赤瓦が積まれている場所があります。
屋根を見ても感じると思いますが、間近で見ればこの通り。良い質感です。
だからといって、ここでむやみに手で触れようとはしないで下さい。瓦の隙間には、
ハブやサソリといった危険な生き物が見を隠している事が多いので、くれぐれもご注意を!


サガリバナ   西表島

夕方から夜にかけて線香花火のように咲く花で、
日本国内では奄美大島以南の湿地に自生しています。
早朝、水面に落ちたサガリバナが朝日を浴びて輝いていました。


西桟橋   竹富島

言わずと知れた竹富島の夕日スポットです。
最近は有名になり過ぎてしまったらしく、ご覧の人だかり。
10年前には、貸切状態の日も結構あったのが信じられなくなってきました。
でも、沈む太陽や輝きだした三日月は、今も変わらず竹富島の夕暮れを彩ります。


コンドイビーチ 2   竹富島

潮の満ち干や光の具合で、様々に変化する海の色。
二度とは出合えない景色の中から、一番美しい所を切り取る。
なんとも贅沢な時間を過している自分は、かなりの幸せ者に違いない。


バナナ畑   竹富島

風で揺れるバナナの葉が「西遊記」に出て来る芭蕉扇のように見えました。
それもそのはず、バナナは「バショウ科」の植物だったのです。
被写界深度が深いE-1のCCDは、一瞬を切り取り
ながらも、雲の質感まで再現してくれました。


安里屋   竹富島

沖縄の代表的な民謡「安里屋ユンタ」のモデルとなった「クヤマ」という女性が生まれた家です。
度重なる台風が通過した後でしたが、いつもと変わらぬたたずまいを見せてくれました。
島には今でも子孫の方が住んでいて、当時の解説をしてくれる事があります。


ガジュマル   鳩間島

風向きが変わると同時に、雲行きも怪しくなって来たので、ガジュマルの下へ避難しました。
その直後、土砂降りの雨に見舞われましたが、ここならほとんど影響はありません。
ガジュマルの精霊と言われる「キジムナー」が助けてくれたように思えます。


嘉比島   慶良間列島座間味村

石垣島を飛び立った飛行機が沖縄本島に近付くと、慶良間列島の島々が見えてきます。
嘉比島は座間味島の南に浮かぶ小さな無人島ですが、白い砂浜が
真珠のように輝いて、美しさをアピールしていました。


御嶽の森 竹富島

御嶽周辺は神聖な場所として守られて来たため、島本来の植生が残されています。
単に鬱蒼としているだけではなく、多種多様の植物がそれぞれの役割を持ち
支え合っているといった感じでしょうか。この絶妙なバランスが我々に
自然との接し方を伝えてくれているのかも知れません。


再びスジグロカバマダラ   竹富島

最初に紹介したスジグロカバマダラですが、こちらはコンドイビーチでのカットです。
「八重山蝶瞰図」らしいシャッターチャンスに巡り会えてラッキーでした。

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